DSCF1019草の根援助運動は、1990年代より、フィリピンの沿岸資源回復プロジェクトに携わってきました。

コミュニティ主導の沿岸資源管理プロジェクトCommunity-Based Coastal Resource Management(CBCRM)は、いわゆる上からの管理ではなく、その土地の人々が自分たちの力で行うことに大きな意味があります。

mangrove1沿岸資源を守るための禁漁区の設定、漁民自らが行う禁漁区や漁場のパトロール、そして沿岸の森・マングローブ林の植林。どれも大切な活動です。

このマングローブ植林、実は植えるのは簡単。なにしろ下は砂なので、すっと刺さります。問題は、それを根付かせるのがとてもむずかしいことです。

mangrove2台風シーズンも終わった(と思われた)数年前の11月、マニラ湾・バターン州沿岸の海岸で、2000本のマングローブを植えました。ごらんの通り、大きな柵をつくり、かなり大きく育てた苗を丁寧に植えました。

ところが、最近の気候変動のせいか、12月に大型台風が襲来。柵はなぎ倒され、押し寄せたゴミに覆い被さられて、ごらんのような状態になってしまいました。

この場所は70年代まではマングローブに覆われていた場所。年配の漁師たちは再植林をしたいと準備しています。こうしたことの繰り返しで、人々は、すこしずつ、前に進んでいきます。