フィリピンの農村に住む青年により高度な教育をうけてほしい。そんな願いをこめて始まった中村奨学金も4年目を迎えた中村奨学金。今回はそれぞれの目標にむけてがんばっている学生たちを紹介します
中村奨学金は小学校教師だった故・中村喜久先生の遺贈を受けて始まった
中村基金教育プロジェクトです。2013年に台風で壊滅的な被害を受けたフィリピン・サマール島の人々に奨学金を給付しています。

女性組織リーダーのマリベル

夫は三輪バイクタクシーのドライバーの一方で農業をやっていますが、バイクは借り物、裏地のごく狭い場所で行う農業も収穫は少なく苦しい生活でした。なんとかしたいと女性組織スリラヤに参加し、生計向上プロジェクトに関わるうちにリーダーとなって、地域の議長にもなりました。

 この奨学金のことを聞いて、もう一度勉強して他の女性たちを助けたいと思って応募し、20年ぶりに学生に戻りました。2年間は、夫と子どもを残して寮生活。カレッジでフードプロセシング、スモールビジネスなどを学んで今年で3年目になります。今は学んだことを生かして自宅で小さな店を開いて商売するかたわら、コロナ対策プロジェクトも手伝っています。