新型コロナウィルスに伴うインド全土のロックダウンによって、インドの山岳民族・ドンゴリアコンドも大変なことになっており、草の根援助運動が緊急援助を行っています。

山の中で暮らしているドンゴリアコンドの人々は、週1回下の町で開かれる市場で、山で採れるタマリンドの実や皿になる大きな葉、ほうき草などを売り、それと交換に魚の干物や調理油、山では作れないコメなどを手に入れています。

しかし全国にロックダウン命令が出されてそれができなくなったため、もともと蓄えなどする余裕のないドンゴリアコンドの人たちは、またたく間に食べるものがなくなってしまいました。

そこで現地では今、ドンゴリアコンドの生活交流拠点であるP2センターで、ここだけは開館の許可を得て、食料配給を始めました。

一部では、ドンゴリアコンドが山からウィルスを運んできた、などという根も葉もないウワサも出ています。これ以上悪いウワサが立たないように細心の注意を払い、並ぶときも間隔をあけて並ぶよう指導しています。

現在配っているのは、地方自治体から提供してもらったコメと雑穀、それにダール豆、玉ねぎ、ジャガイモ、食用油などの食料です。石鹸も配布するほか、子どもと病人、妊婦には栄養補給のためのビタミン剤と経口補水液用パウダー、そして子どもにはクレヨンなども配っています。

P2センターには2名が常駐して、病人などが出た場合の対応も続けています。