ドンゴリア・コンド(オリッサ州の山岳民族)の人々は、各村の村長たちが、話し合いを行い、各村の耕作エリアを決め、その後住民と話し合いを行い、各家庭に焼畑の土地を配分してきました。原始共産制のような暮らしをしてきた彼らには、当然、土地を所有するという概念もありませんでしたので、現在までいわゆる土地の登記などということは考えも及びませんでした。現在の土地の所有権は、州政府にあり、現在まで、州政府の黙認の形で耕作をしてきたのが現実でした。

これまでは、州政権が変わったり、政策が変更され、立ち退きなどを強要される不安を抱えていました。住民とNEW HOPEは、永年にわたってここの土地を耕作し、生活をしてきたので、今後も継続する権利があると主張して、この土地の使用権を要求してきました。そして今回やっと要求が実現したのです。

これは、現在、非常に大きな意味を持つことになりました。それは、今現在問題となっているこの地でのボーキサイトの採掘問題とのかかわりです。10数年前、このドンゴリアの土地に世界有数のボーキサイトの鉱脈があることがわかり、世界屈指のインド資本のヴェダンダ社が採掘の準備をしています。ドンゴリアの土地ではありませんが一部の住民は、代替地を与えられ土地を離れる人も出てきています。このような時、このような権利、州政府の発行した権利証明書は、圧倒的な資本に対して力の弱いドンゴリアの住民の大きな武器となるはずです。

今後、住民とNEW HOPEは、残りの村での承認を求めて戦い続けることを誓っています。

今回承認された土地 

36ヶ村のうち25ヶ村   487人、そのうち105人が女性 107,029エーカー(約433K㎡)