草の根援助運動の創設者であり顧問であった、国際問題評論家の北沢洋子さんが7月3日に逝去されました。82歳でした。

1994-12h (2)1960年代にエジプト・カイロにてアジア・アフリカ人民連帯機構に勤務して以来、国際問題の第一人者として国内外で活躍してこられました。

1989年、市民から市民への支援を構想して援助を問う国際シンポジウムを開催、その理念を実行に移すために1990年草の根援助運動を創設しました。
以来草の根援助運動を代表として率い、フィリピンやインドネシアの支援先を精力的に訪問、最も貧しく虐げられた人々の側に立ち、持続可能で平和な社会をつくるための支援活動を行い、代表を退いてからも、顧問として草の根援助運動の精神的・思想的なバックボーンとして常に活動を支えてきました。

まだアドボカシーという言葉が知られていないころから、市民による政策提言を重視し、1995年には国連社会開発サミット日本代表団にNGOから参加し、草の根援助運動だけでなく、債務帳消し国際運動ジュビリー2000など、さまざまな運動の先頭に立ってきました。

近年は脚を痛めて外出回数は減りましたが、昨年は国会前デモなどに草の根援助運動のメンバーと参加、今年も学会や研究会などで元気な姿を見せていました。
世界情勢を独自の視点で分析した「北沢洋子通信」をメールにより月1,2回発行し、6月24日に、ギリシャ情勢をIMFグローバル経済の視点から解説した通信を発行したのが最後になりました。

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